酔いどれ
今日はガンプとラーメンの旅♪
車で子一時間のとある行列の出来るラーメン屋へ。
さすがに噂になるだけのすごい行列。
もちろんラーメンは・・・いつもながらの大盛りでしょ♪
しかし、注文が終わってから気づいたのが、他の人の目の前に出てくるラーメンの量の凄まじさ。
しかも、この系列のラーメン屋は残すと罰金という噂があるということをガンプが今更言ってきた(||゚Д゚)ヒィィィ!
過去にカレーのCoco一番館の1,300gカレーを1,200g位まで食べたことのある中途半端な大食いのうちら二人。
大食いには自信はあるものの、洗面器のようなびっくりサイズの「普通盛」を目のあたりにし、数分後には僕らの目の前にお目見えするであろう未だ見ぬ「大盛」ラーメンを、ジェットコースターに乗る前の凍りつきそうなそわそわ感の中で震えて待ち続けた。
そして出てきた大盛ラーメン・・・半端じゃねえ(||゚Д゚)ヒィィィ!
大地を埋め尽くすキャベツは富士山の如く、微かな隙間から見せる沼を這う脂は果てしなく深い。
そして深海を漂う巨大イカの絡み合う触手の群れは私たち人類がこれまで経験してきた現実を軽く超越した。
いくら食べても食べても、無くならない。
しかも、味が非常に濃い。チャーシューも異常なしょっぱさである(||゚Д゚)ヒィィィ!
もはや、これは闘いである。
しょっぱい物好きの世間が生み出した風評の波に乗せられ、長蛇の列の果てに辿り着いた桃源郷。
そこで見た光景は決して僕に笑みを与えることはなかった。
隣の必死なガンプの顔もきっと同じ桃源郷の景色を霞む目で見つめながらこのラーメンを食べているに違いない。
間もなく、
「モティ、俺もう大丈夫っす。」
というガンプの声が。
"食べ終わったのか?"と思いラーメンを見たが、そうではなかった。
私もガンプと同様にこの忘れることはないであろうしょっぱさのチャーシューとの想い出を心の奥底にそっとしまうように、スープの底へそっと沈めていた。
少しだけ顔をツンと上げたチャーシューは、どこか物憂げで、少し泣いているように見えた。
食べ終わった後でドライブ。
しかしながら、ガンプの様子がおかしい。
聞けば昨日は飲み会で相当お戻しになられたらしい。
しかもその二日酔いにさっきのラーメンが追い討ちをかけた上に、なんとここにきてしゃっくりが。
最悪のトリプルコンボである(||゚Д゚)ヒィィィ!
しゃっくりはガンプの想いと反し、留まることを知らない。
ガンプが涙ぐむ。新車を運転する私もそれにつられて涙ぐむ。
そんなこんなで、前々から二人で何度も話していた禁煙パイポを買いに柏のドンキホーテへ。
無事に人生初の禁煙パイポ買い終え、帰り途中の車の中で禁煙パイポをふかす。
うん、なんともよい感じに煙が出るもんだな。
ガンプも俺に続き、ふかしてみる。
しかし、煙が出ない。
何をしてもでない。
必死になるガンプ。
「大丈夫かよ!?」
「・・・もう駄目だよ・・・(´Tc_T`)」
全てがモノクロの世界の中でスローモーションと化す中、空虚なかすれた風の音だけが、乾いた空気を乗せて私たちの頬をかすめていった。
そう、なんと不良品であったのである。
どうみても熱を発するコイルの巻きが甘いのだ。
・・・ガンプはこういう時に弱い。
楽しみにしていた禁煙パイポを手に入れ、目をキラキラさせ、ピンク色の背景の中、スローモーションで犬と草原で「あはは♪」と駆け回るような至福のひと時を迎えるはずだった。
―――――― そう、僕らはずっと笑っていたかった。
そのはずが、ガンプは涙ぐみ、遠くを見つめ、口数が明らかに少なくなる。
夜なので少しゆったりした音楽が聞きたいということで聞き始めたブルガリア人の女性歌手のスローでムーディーなJAZZ。
煙の出ないたばこを咥え、もう煙は出ないことが分かっているのに無言で何度も吸い続けるガンプ。
外は渋滞の車のライトが煌びやかに瞬く金と銀の世界―――
全てがリンクし、私はロマンティックでセンチメンタルな映画のワンシーンを見ている感覚に陥った。
悲しいが、現実は受け止めねばならない。
諸行無常の鐘が鳴る。
〜略〜
・・・なんだかんだ交換完了。
その後※くんを含めてCOCOSで御飯♪
長くなって疲れたのでこれにて終了。
またばいちゃ♪