ここではない、どこかへ。
今朝会社へ向かう車中で聴いていて改めて感じたものがあったのでメモメモ。
発売されたのは1999年。ライブでは20万人ライブで初披露された曲だよね。初めて聴いたときは歌詞の意味がよく分からなかった。20万人ライブをしているようなGLAYが、なぜ「ここではない、どこかへ」と歌っているのだろうと。単なる前向きな応援ソングとはまた違う。GLAYは華やかに見えるその裏で混沌とした毎日を送っていて。
今改めてじっくり聴いてみるとPOPな曲調とは裏腹に、すごく憂いを帯びている曲に聴こえてさ。
少年時代を過ぎて、「子供のままでは生きてゆけない」と変わり続ける人々。働き始めた頃にもよく聴いた言葉ではあるけれども。履き違えたくないこと。
「よく見てた景色 例えば古い恋の歌を擦り切れるまで何度も聴いて―」
恋の歌を擦り切れる程に聴けるのは、それだけ心が純粋だからだよね。
「そんな仲間と別の途につく」には、そんな純粋な心にラインを張ってしまった過去を共にしてきた人々、そこで生まれた心の溝に対する寂しさも含まれているんだろうな。「悲しいことばかりの世 憂いの夜には誰かの優しい愛の歌に眠るだけ。」という言葉が悲しく聴こえる。
それぞれの道へ進んだ仲間達を思い出し、自分を奮い立たせるTAKURO。けれど身を任せるのは流れてくる優しい歌だけ。誰かに何かを聞いてほしいとき。それは、きっと自分の決めた答えに対して背中を押して欲しいとき。自分の声を聞いて欲しいのは、いつでも自分の分身のような誰か。けれど、HEAVY GAUZEへと続く世界の中でTAKUROにはそれが見つからなかったのかもしれない。
ありのままの輝きと、そうでない輝きと。そんな、救いを求めるようなここではない、どこかへ。ふと、そんなことを考えながら聴いた今朝の「ここではない、どこかへ」はとても感慨深かった
そして、ありのままの輝きを求め続けたGLAYは、あれから10年経った今でも輝き続けてる。
ライブの度に「夢見てこうぜー!!」「愛し合おうぜー!」と叫ぶGLAY。くさいし恥ずかしいけれど、めちゃめちゃ輝いてる。自分もそんなGLAYのように良い意味で恥ずかしい人であれたらなーと思う。笑
環境は違うけれど、身を以って色々なかけがえのないことを教えてくれる最高の人達。これからもいつまででも永遠についていきますよっと♪
色々仕事でもなんでも大変なこともあるけれど、そんなときにはやっぱりGLAYを聴いて元気を出しましょ。
ファイトー♪
そんなこんなでほならまたばいちゃ♪
- アーティスト: GLAY,TAKURO,佐久間正英
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1999/10/20
- メディア: CD
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